一昔前、故人を送り出すにあたり自宅でお葬儀を行うことは一般的でした。
しかし、向こう三軒両隣という言葉が死語となり、人間関係が希薄になっていくに従い、故人は病院から葬儀場へ送られ、お骨となるまで自宅へ帰れない現状になりました。
しかし一方で自宅葬の場合、弔問客の接待から食事の世話、部屋の掃除や後片付けなどやらなければならない仕事が山積みで、ゆっくり故人とのお別れもままならないのも実情。
葬儀場と自宅の間を埋める提案の一つとして、お寺でのお葬儀はどうでしょう。
街の中にありながら喧騒の中にない神聖な空間。
葬儀社に全て丸投げせず、故人に別れを告げる時間を持ちつつ自らも故人の世話に携わり、厳粛な雰囲気の中葬儀、告別式を行う。
本尊様の前で葬儀式を行うことで亡き方の御霊も安らかに、また見送った家族もお寺を身近に感じることができるかと思います。
本堂で行う寺葬を考えてみませんか?
委細長松院まで。
いつでもご相談ください。
ご遺体を病院、もしくはご自宅よりお迎えし、すぐに枕経をお挙げします。
葬儀社を交えての打ち合わせ、湯灌などの諸儀式の後、通夜式を執り行います。(日程の都合上、枕経と通夜式が別日になる場合もございます)
通夜式が終わると住職の通夜説法となります。
本尊前にて葬儀式並びに告別式を厳粛に執り行います。
葬儀式とは、故人が釈尊より数えて第九十代目の弟子である住職の弟子、つまり釈尊の九十一代目の弟子となるための儀式のことで、告別式とは、遺族並びに近親者、友人たちがそのご遺体にお別れを告げる儀式のこと。葬儀式では釈尊の弟子となった証のお名前、お戒名をお授けいたします。
火葬場より帰ってきたお骨に対し、還骨供養、並びに初七日取越供養を行います。
本来は初七日の日に執り行われる初願忌(初七日)供養ですが、最近は集まる皆様のご事情により、葬儀当日にはやめて執り行われるのが多くなっています。