本堂の左側に、桐箱に入ったお経本がありました。
中を見てみると、なんとこれが大般若経600巻!
大般若経とは、かの有名な三蔵法師が隋の時代に国禁を犯してインドに渡り、13年の長き旅の果てに唐に持って帰った経典を生涯かけて翻訳したお経本で、般若心経はこの大般若経をギュッと凝縮して作られたお経と言われております。
これは大変な宝もの。
気候も良くなったので、虫干しと補修を兼ねて朝から経本と大格闘。
なんとこの大般若経、享保4年8月に納められたものであることが判明!
享保4年といえば、1719年。
なんと300年前のものでした。
保存状態は良好とは言えず、虫食いや糊がはがれているところも多々ありましたが、一冊一冊埃を払い、開いて補修、なんとか450巻は終えましたがここでタイムアップ。
明日残りの経本を虫干し、補修します。
箱には奉納された方々のお名前が書かれてあり、シロアリにやられてしまった箱もありましたがとりあえずその箱に入れ直し、虫除けの薬をいれてしまっておきます。
お寺に余裕ができたら、帙を作って将来は大般若祈祷会を開けたらいいな、と思っています。
帙作成にあたっての寄進される方、絶賛募集中です!!
お寺にいらしたらどうぞ見ていってください。
見るだけでも功徳があるかもしれませんよ。
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