コスモスが咲きました。
コスモスは秋桜と書きますね。
可憐な花と、その多種な色合いは秋の一つの風物詩です。
花言葉はたくさんありました。
「純潔」
「愛情」
「優美」
女性っぽい言葉がおおいですが、その中に「調和」や「謙虚」といったお寺らしいものもありました。
コスモスの語源はギリシャ語の「kosmos」に由来するとか。
コスモといえば、宇宙。
宇宙の成り立ちが調和によって保たれている。
花言葉に『調和」、語源に「宇宙」の意味を持つコスモス、なかなか奥が深い。。。
空の思想にそのまま通じそうですね。
しかし当のコスモスたちはそんな私の哲学的、宗教的思索なんぞはどこ吹く風。
素知らぬ顔で、咲き誇っています。
そしてその花びらはそのどこ吹く風に吹かれて惜しげも無く散っていきます。
咲く時に咲いて、散る時に散る。
コスモスの潔さに頭が下がる思いです。
良寛禅師が震災に遭われた知人宛の手紙の中に災難を避ける方法として「災難に逢う時節には災難に逢うがよく候 死ぬる時節には死ぬがよく候」と書いておられます。
我々人間も、生きる時節には精一杯生き、死ぬ時節には精一杯死ぬ、そんなふうにありたいものです。
散る秋桜
残る秋桜も散る秋桜
合掌
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