私事ではございますが、我が師匠であります、坪川民主老師が大本山總持寺での5年に及ぶ掛塔(かた。修行のこと)を終え、送行(お山を下りること)いたしました。
もちろん、修行といっても小僧の修行はとうの昔に終えられて、役寮(修行僧を教育する立場の僧侶)としてのお勤めです。
本山が大好きで、僧侶になってからの人生の大半を本山で過ごして来られました。
しかし、厳しい本山での修行によって膝を痛めてしまい、送行の運びとなりました。
本人も残念がっておりましたが、これも致し方のないこと。
私もお出迎えに鶴見の大本山まで行ってまいりました。お見送りの皆様の多いこと、多いこと。修行僧ばかりでなく、典座寮(台所)パート、知客寮(受付)パート、はては鶴見の町の人までお見送り。花束の数、10はくだらなかったでしょう。この御仁、どれだけ人気あんねん。。。と我が師匠ながら、なかば呆れ顔の私でした。
香積台(受付)にてご挨拶ののち、山門まで歩きました。
そして山門前では恒例の胴上げ。
私の時もしていただいたなあ、と思い出しながら拍手で見送りました。
お師匠さま、お疲れ様でございました。
膝を養生なされ、今後ともどうぞよろしゅうお願いいたします。
まずは御自坊でごゆるりとなされませ。
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