昨年、滋賀図書館情報学研究所の天谷真彰先生が平石久平次時光の研究で長松院を訪れました。
平石久平次は、連載 仏縁あっての第一回の主人公で、日本だけでなく世界に先駆けて自走式自転車を発明した、隠れた彦根の先覚人の一人です。
天谷先生は、彦根で行われた自走式自転車の講義を受けて興味をそそられ、平石の研究を始められたそうです。
しかしなかなか資料が少ないのもこれまた事実。
そこで長松院に何か資料が残っていないか、とのことでの来山でした。
その日は鉄塔跡と平石家のお墓のへお連れして写真を撮ってお帰りになられたのですが、昨日久しぶりにお電話があって資料が集まったので持って行きます、ということでした。
そこで頂いた資料の中に、なんと鉄塔と平石家の末裔、そして当時の住職の写真がありました。
時代の特定がまだできませんので、何代目住職かはまだわかりませんが、これから調べてみるつもりです。
鉄塔の後ろは渡り廊下になっています。
先日公開した長松院の古い見取り図にあった通りです。
そして住職の隣にある小さな仏像ですが。。。
本堂にお祭りしてある釈迦苦行像でした。
どうやら掘り返した際に出て来た仏像の一つらしいです。
またひとつ、長松院の歴史が判明しました。
一歩一歩ですが、もっともっとこの寺の歴史を掘り下げていきたいと思っています。
天谷先生、ありがとうございました。
これからもご教授願います。
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