大晦日のご祈祷準備を、と思い木魚を片付け太鼓を出しました。
この太鼓は、数年前若くして亡くなったお檀家さんからの多額の寄付金により修復されたもの。
この太鼓を叩くたび、その方の顔が脳裏に思い浮かんでまいります。
いつも一人でのご祈祷なので、私は太鼓から鏧子(鐘)から読経からと全て一人でこなさなくてはなりません。
とても忙しくせわしない 。
そこで、撥をバイ(鏧子を慣らすための布を巻いた棒)に持ち替えたりしなくて済むよう、少しでもゆったりお作法しているように見てもらうよう、太鼓の撥をちょっと改良しました。
それがこちら。
荷造り用の紐を巻きつけて、このままでも鏧子を鳴らせるようにしたのです。
太鼓の撥で鏧子を叩くと「パッキャーーーン」というなんとも騒々しく禍々しい音になってしまう。
しかしこの紐を巻くことで、音が「ゴーーーン」と神々しく荘厳に響いてくれるのです。
少し、というかかなり撥自体の重量が増えましたが、それは馴れの問題…だと思います。
来山した方用のお札と福松も本尊前にお供え。
福松は境内のアカマツから枝をとって作る、長松院新春のお飾り。
正月うち仏壇に供えていただきます。
欲しい方はご連絡ください。
ご祈祷にいらした方にはお持ち帰りいただきますので、お声がけくださいね。
なるべく暖かい格好でいらしてくださいますようお願い申し上げます。
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