先般の猛威を振るった台風21号の修繕も全く進んでいない中、新たな台風が日本列島を縦断するようです。
今回の台風も大変大きなもののようで、現在沖縄地方での被害が拡大している様子。
みなさま、どうぞくれぐれもお気をつけくださいますように。
我が長松院でも先日の台風被害の経験を生かし、本堂での準備を進めています。
前回特にひどかったのは本堂の扉が倒れてガラスが割れて畳がグチョグチョになったことと梁が外れたことによる壁の崩落と玄関扉の開閉ができなくなっていること。
梁に関しては宮大工さんに任せるほかなく、諦めておりますが、扉が風で倒れぬよう何か補強せねばならない。
はてさて、どのようにしたものか。。。
塔婆でも打ち付けて補強しようか。
いや、長さが足りない。
角材でも打ち付けるか。
そんなことを考えながら本堂にいたら。
あ!閃いた!!
ここに乗っている角材ってもしかして、扉を抑えるものなのでは??
そう思って柱をよく見てみると、それ用のほぞが切ってあるではありませんか!
さすが昔の人の知恵だなあ。
感心しながら早速試してみることに。
やはり!
少し仕様は違ってきているようですがまさにこうやって使うもの。
埃を洗い落として、のこで少し削り、はめて見ました。
以前から「何に使うんだろう??」とずっと気になってはいたのですが、何やらよくわからないままほっておいたのがラッキーでした。
捨てずにおいて良かった。
明日直撃のようなので、今日は畳をあげて対策します。
戸の隙間から浸水してきておりましたので雑巾で覆って見ました。
台風め、来るなら来い。
でもなるべくなら来るな。
コメントをお書きください