昨日、田中家石材さん全面協力のもと久平次翁のお墓が完成いたしました。
構想から3年、ようやく完成に至った今年はなんと久平次翁の二百五十回大遠忌に当たる年。
妙に因縁めいたものを感じます。
田中家石材さん、本当にありがとうございました。
平石久平次時光は彦根藩の奉行出会った人物ですが、その才能は多岐にわたり、和算や天文学にも通じその著書は約380冊。また今でいう交通機械工学とでもいうべき分野でも活躍し、世界で初めて自走式自転車である『新製陸舟奔車』を設計、製作し走らせた人物で、彦根の平賀源内ともいえます。
しかし時代は八代将軍吉宗の時代。
質素倹約を宗とする執政下で久平次翁の功績は歴史の中に埋れてきました。
しかし250年を経てようやく翁が再評価されるべき時がきた。
私はそう思っています。
この石板は久平次翁の略歴と、残した設計図にあった絵をもとに田中家石材さんが再現してくださったもの。
丁寧に取り付けてくださっています。
旧暦で八月十二日が正當命日ですが、新暦では九月二十日。
その少し前くらいに久平次翁二百五十回忌大遠忌を行いたいと思っています。
またホームページ上でご案内いたします。
乞うご期待。
コメントをお書きください
岡田頼典 (金曜日, 17 7月 2020 09:10)
長松院に素晴らしい1ページが増えました。有難うございます。