先日、大阪の三浦家から寄附を受けた鎧兜一式ですが、今回さらに大砲を寄付いただきました。
この大砲は大坂夏の陣で活躍したという代物で、御歳なんと四百七歳!
大人二人でやっと持てる重さで、これを彦根から大阪まで曳いて行ったんだなあ、と思うと感慨が深いです。
よく見ると三浦家の家紋も入っています。
字も彫ってありますね。
南人一??
丸に三は三浦の家紋です。
そしてこれ以外に、弥勒菩薩像と聖観世音菩薩摩訶薩もお連れしていただきました。
こちらもだいぶ古い仏像で、代々三浦家に伝わってきたもの。
相当大きな仏像で、お寺の本尊さんと言われても納得するくらい。
観音様はあ阪神淡路大震災の時に倒れ、痛みが激しいため、厨子に入って頂いております。
現在は文珠師利菩薩の隣に鎮座まします両菩薩。
来山の際にはどうぞ手を合わせて行かれてください。
大砲の来山に伴い、長松院博物館の展示を若干変えました。
大床の間には鎧兜一式と井伊家御紋のついた鐙。
式台籠の横に大砲や鎧兜、鐙に陣笠、旗指物などを展示。
陣羽織もありますが、こちらは風化を防ぐため箱の中にしまってあります。
末長く長松院を守ってくださいますよう、今後も大切に保管して参ります。
三浦さん、運んでくれた近藤さん、ありがとうございました。
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岡田頼典 (水曜日, 27 4月 2022 10:55)
是非ともお宝を拝見させてくださいませ。