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行亦禪坐亦禪。

全国的な大寒波に覆われた日本列島。

彦根も大雪に見舞われ、町中が真っ白に。

一晩で30cmほど積もったでしょうか。

 

 

今朝は暁天坐禪の日。

こんな日でも来る人はいるかも知れない。

朝は四時から山門、境内と雪かきをします。

 

作務中はいろんなことを考えます。

 

「なんで雪なんか降るかなあ」

「どうせすぐ解けるからこのままにしとこうかな」

「おお、寒い。犬の散歩もしなくちゃな」

 

頭の中が雑念だらけになると、動くはずの手も次第に動かなくなります。

そこで私はいつもこの呪文を唱えます。

 

”行亦禪坐亦禪”(行もまた禪 坐もまた禪)

 

中国唐代の禅僧、永嘉玄覚『『證道歌』の一節です。

證道歌は私が大好きなお経の一つで、晋山式の際に建てた本堂正面の角塔婆にも證道歌からとっています。

 

『座るばかりではなく、物事を行ずることも禅であるぞ』

そのように教えてくださっているのでしょう。

何かするのが面倒くさい時、辛い時、嫌な時、この言葉を口ずさみます。

 

汗だくになり、雪を退けて人が通れるようにした後、着替えて禪堂へ向かいます。

今日は何人来てくれるだろう。

 

 

 

だるまストーブが独り私を待っていました。

まあそんな日もあります。

独座大雄峰、とは参りませんがだるまストーブと2人、坐禪三昧王三昧の曉天でした。

 

長松院では毎週第一土曜日午後二時から、毎週第三日曜日朝六時から、毎週最終金曜日夜七時からそれぞれ坐禪會を行なっています。

初心者歓迎。

坐禪指導いたします。

詳しくは寺まで。

お気軽にお電話ください。

 

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コメント: 1
  • #1

    岡田 頼典 (月曜日, 10 2月 2025 15:21)

    見事な雪景色ですね。 時節柄お身体ご自愛下さいませ^^。